頭のセルフマッサージ
こんにちは、『あん摩マッサージ指圧師』のますとです。
今回は、頭のセルフマッサージについてお伝えします。
頭ってこるの?
頭にも、もちろん筋肉があります。
表情を作る、しゃべる、ものを食べる、見る(目を動かす) などなど…
頭単独で考えても、様々な動きがありますよね。
動きあるところに、筋肉あり。 筋肉あるところに疲労あり。
今回は、頭の中でおすすめの場所を一つご紹介します。
ほとんどの人が凝っている、その名も 「上項線」(じょうこうせん)
「上項線」は、筋肉の名前ではありません。 身体の場所の名前です。
およそ、このあたりになります。
ここの、赤丸のところが上項線です。
首の後ろから、頭の方にたどっていくと、後頭部のヘリに行きつきます。
(頭から触っていくと、崖になっているところ)
このあたりが凝る原因は、多くは 目の使い過ぎです。
目を酷使すると、この上項線のあたりがガチガチに凝ってきます。
また、この上項線のところには、「僧帽筋」という大きな筋肉がくっついています。
この筋肉、割と名前をききますが、役割も重要です。
広く背中を覆っている分、この筋肉が凝るだけで、頚・肩・背中に問題をきたします。
様々な動作で重労働を強いられますが、ここ最近増えてきているのは、スマホによる僧帽筋の過労です。
スマホを見ている姿勢を考えると、
このように、最近はスマホでのSNSやゲーム、読書や動画視聴などで、僧帽筋は長時間の重労働をさせられています。 もう完全にブラック企業です。
(もちろん他の筋肉への影響も大きいです)
スマホのない状態で、一度この態勢をとってみましょう。
一分もせず、首・背中が悲鳴を上げてきます。
何かに集中していると、体の変化に気づきにくくなります。
このような過酷な労働環境で僧帽筋が疲労困憊になると凝り固まり、筋肉の端っこ(付着部)に大きな負担がかかってしまいます。
では、どうマッサージ行うと良いでしょうか?
<セルフマッサージの方法>
①スクワットをするときのような、場所に両手をもっていく
②その時両手の、人差し指・中指・薬指の三本の先端で上項線に当てます
③やや斜め上方向に押し込んでいきます
※少しずつずらして、「上項線」の中で、当たりの場所を見つけてみましょう!
ここで、ひとのめし。
これを仰向けでやりましょう。
すると、頭の重さを利用しながら、自分の指で押しやすくなります。
手も動かしながら、時には頭を動かしながら行うのがコツです。
そして、なにより楽々ゆったり行えます(^^)
注意!
爪を立てないで、指の腹・指先で押していきましょう!
どの体の部位にも言えることですが、爪を立てると出血する可能性があります。
最後まで読んでいただきありがとうございました。