セルフマッサージのコツ! その2
こんばんは、『あん摩マッサージ指圧師』のますとです。
前回は、マッサージのやるためのコツをお伝えしましたね。
nomeshi-massage.hatenablog.com
今回は、
②マッサージしてはいけないところとは?
についてお伝えしていきます。
前回、気持ち良いところなら、そこが正解と表現しましたが、NGな場所やケースがあります。
場所でいうと、
・目(眼球)
目が疲れたからといい、マッサージをしてみよう!というのは、ちょっと考えものです。 眼球に刺激を与えることで、アシュネル反射という現象が起きてしまう可能性があります。 アシュネル反射とは、眼球を刺激することによって、徐脈(脈の回数が少なくなること。結果、全身に十分に血液を送れずめまいなどが起きる)になる可能性があります。
もし行うなら触れる程度で、優しい刺激にしましょう。
・首(の側面)
首が痛くて、マッサージをすることは多いと思います。
しかし、首の側面にある頸動脈の一部の頸動脈洞という部位をぎゅうぎゅうと押してしまったら大変です!
刺激により反射が起こり、血圧が急落、結果失神することもあります。
これを避けるためには、頚のマッサージするときに、「ドクドク」と脈打つ場所(=頸動脈)を避けて、他の場所を押していきましょう。
・骨
例えば、急に運動をして激しく息をすると、肋骨あたりが苦しく痛くなることがあります。 呼吸筋の疲労などが考えられます。 そう言ったとき、痛むところをマッサージしたりするかもしれません。
弱い圧で、肋骨と肋骨の間を押せればいいのですが、肋骨上を押すの危険です。
肋骨は、扁平骨(へんぺいこつ)という種類。字の通り、ひらべったい骨です。
健康で若い人ならば危険性は低いですが、高齢でさらに女性となると骨粗しょう症の可能性もあるので骨折してしまうこともあります。
圧力の加減がわかりにくい、正確な位置を把握しにくいというところは避けるのが賢明です。
・怪我をしているところ
マッサージをすることにより、血行を促進し、筋肉などに酸素を効果的に供給したりすることが見込めます。 しかし、怪我をしている時には炎症反応が起きています。
炎症という状態は、
張れて、熱をもち、赤くなり、痛くて、動かすことに問題が生じている
を指します。
例えば、
- 何処かにぶつけてしまった
- 激しいスポーツをした後
- 風邪をひき、のどが赤くなっている などのときに起きています
傷ついた体を正常に戻す際の反応なので、必ず起きることです。
しかし、マッサージをすることでその正常である反応を助長してしまう可能性がありますので、症状が落ち着くまでは行わないほうが無難です。
いつくか、マッサージに関してのNGをご紹介しました。
できるだけ危険性を低くして、できるだけ「のめし」なマッサージができるように頑張り(?)ましょう!
最後まで読んでいただきありがとうございました。